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ハレノヒ社長自己破産で思い出す【倒産体験】倒産前の会社の特徴は?未払いの給料と客の誹謗中傷メール。社員側の苦悩

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着物のレンタルや撮影などをする会社「ハレノヒ」が、成人式の日に突如閉店。社長が姿をくらましたことで、着物がなく成人式に出られない新成人が続出したニュースは記憶に新しいですね。社長の会見ではどんな言い訳が出るのか・・・。実はわたしも倒産した会社に勤めていた経験があります。倒産する会社の特徴、倒産前の前兆、倒産後お客様や従業員はどうなるのか。未払いの給料はもらえるのか??など、経験談をリアルにお伝えします。

転職先は「憧れの仕事」

25歳の時、ある会社の正社員として転職をした。

サービス業で、学生の頃からやっててみたかった仕事。自分としては、「ついに憧れの仕事につけた!」という喜びと期待でいっぱいだった。

職場は駅から徒歩1分。立地はよく支店は全国に5つほど。東京の支店は40人ほどが働いていた。上司や先輩はみんないい人で、新入りの私をとても気にかけてくれた。

仕事内容は、「アポをとる」「接客」「販売」「アフターフォロー」。配られたリストの上から、片っ端から電話をかけ、アポが取れればお客様に来店してもらい商品をお勧めする。個人向けの営業のような感じだった。

元々電話自体嫌いだったけど、前職でもアポを取っていたので、仕事と割り切ってひたすら電話をかけた。順調にアポが取れ、数日後、初受注もした。同僚みんなが喜んでくれた。

毎日が充実していて、とても楽しかった。

一応早番と遅番、2シフトに分かれていたけど、シフトはないも同然。早番の人は、店舗終了の22時ごろまで残っていたし、遅番の人も早く来て仕事をする。アポが取れていない人は休日出勤をして電話をかける。私は絶対に休日出勤をするのが嫌で、必死にアポを取った。

給料はと言うと・・・18万円ほど。ボーナスはなし。厳密に言うとノルマ達成者は出るが、ノルマが高く達成する人が少なく、ボーナスも微々たるもの。もうないものとしてた。

旅行!?みんな休みたいのに休んでないんだ!!

勤務時間は長かったものの、同僚はみんないい人だし、やりたかったことだったため、仕事は楽しかった。商品にも自信を持っていたし、お客様も笑顔で商品を購入し、とても満足してくれた。「あなただから買った」という言葉をもらうこともあり、本当に楽しかった。

初めて「むむ!?」と思った事件が起きた。

わたしは海外が大好きで、旅行のために仕事をしていると言っても過言ではなかった。夏休みとして有給を取り、バリに行こうと決めた。友人と計画を立て、上司に休みを取る相談をした。

わたし「夏休みにバリに行きたいので、再来月5日間休んでもいいでしょうか」

上司「5日間!?みんなだって休みたいのに休んでいないんだ!!!」

怒られ、有給どころか休みを取ることすら許されない。有給取得は社員の権利であり、休みを取れないのは絶対におかしい!と思い、食い下がった。

わたし「じゃあ有給ではなく、その月の休みを合わせていきます。それなら休日の数は他の人と変わりませんよね。」

上司「ダメ。みんなだって旅行に行きたいのに我慢してるんだから。」

わたし「それっておかしくないですか!?月の休日の範囲でいくんですよ!?」

上司「・・・わかった。じゃあ条件がある。今月、売上ランキングで全国で3位以内に入ったら休んでもいいよ。ダメだったら諦めな。」

わたし「わかりました。絶対3位以内入ります。」

上司といえど5歳ほど上の女性同士だったため、半ば喧嘩のような形で話がついた。

その後必死にアポを取り、営業し、無事全国2位の売上を立て、旅行に行くことができた。他の社員はもう最初から諦めているようで、長期で休みを取る人はいなかった。

お年玉は年賀状

気づけば転職してから半年。12月に入り仕事納めの日。

飲食店の多い場所だったので、「忘年会どこでやるのかな〜。美味しいご飯あるかな〜。」なんてウキウキしていたら、なんと忘年会の場所はオフィス。スーパーで買った安い惣菜と、缶ビールで乾杯。特にねぎらいの言葉もなく、ただ学生のように飲むだけだった。

「まあこれも楽しいか」なんて同僚と話していると、うれしい言葉が。

「お年玉でーす!!」

目を輝かせる社員たちに配られたのはなんと年賀はがきだった。1人につき5枚ほどが配られ、宛先を書くノルマが課せられた。忘年会に年賀状の宛名書きをさせる会社は全国探してもそうはないだろう。

経理の人が次々に辞める→危険なサイン

ある日の朝礼で「家族の介護のため本日で退職します」と、経理のAさんが挨拶をした。「寂しいです」「大変だけど頑張ってねー」と声をかける人々。

その2週間後、朝礼で別の経理の人が挨拶をした「結婚するので本日で退職します。」

小さい会社だったので、経理は2人のみ。その2人がいなくなってしまった。

なんとなく嫌な予感がして、胸がざわついた。

経理は会社のお金関係を仕切っている部署。その部署の人が次々と辞めだしたら、その会社の資金関係に問題があるという可能性は大。

もちろん、「この会社資金繰りがやばいのでやめます。」なんて言う人はいないので、介護や結婚など耳障りの良い言葉を並べる。特に役職のある人が辞めた時は要注意!!

給料の未払いが出る。

毎月25日は給料日。手渡しじゃないにしろ、やっぱり心が弾む。

ある給料日、銀行でお金を下ろすと残高が少ない。おかしいと思いながらも数日後には残高が増えていたので「手違いで給料の振込みが遅れたのかな?」と思っていた。

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翌月は1週間ほど遅れた。翌月は2週間ほど遅れた。どんどん遅延が増えていった。しまいには「家賃を払わなきゃいけない。」「結婚式がある。」といったように、上司にいちいち相談して10万円だけ先に振り込んでもらう、といった交渉方式になっていった。

社員の中で「会社、大丈夫かな」「生活があるから給料が遅れるのは困る」といった話題が多くなっていった。それでもみんな仕事が好きなのと、「契約を取ったお客様のために」という気持ちで働いた。

取引先からの電話が増える

大企業の場合、経理、営業、人事など、各部署でオフィスや電話が分かれているが、小さな会社だったので、一つのオフィスにすべての部署が入っていた。電話番号も分けられておらず、かかってくる全ての電話は基本的に営業がとる。別の部署あての電話は「○○さん電話です!」とつなぐ方式だった。

ある頃から、取引先からの電話が急に増えた。「まだ代金をもらっていない」「いつ支払いがあるのか?」と、電話口で聞かれることもあったし、経理の人が「すみません。あと2週間待ってください。」と、聞こえてくることも。

「あれ、この会社お金回足りてないのかな?」「わたしのお客さんの分は大丈夫かな・・・。」と、不安が生まれ始めた。

外部の人が視察に来る

ある時、社長がスーツを着た男性2人を連れてオフィスに来た。なんとなく重々しい雰囲気を感じた。その後、社長からついに会社が危ないという話があった。

「みんなに給料が払えていなくて申し訳なく思っている。実は資金繰りが厳しく、会社を売ることになった。」

先日来たスーツの男性たちは、会社を買収するために視察に来たのだと、その時初めてわかった。「会社が買収されたらどうなるのだろう。何か変わるのかな」という不安はあったが、「これで会社は潰れない」という安心もあった。

倒産は突然に

その後、ついに給料が2ヶ月支払われず、わたしは会社を辞めることを決意した。「有給が残っているけど、それは残っている社員のために使いたい。未払いの給料はもう少し待ってくれ。」と上司に言われ、有給を消化することなく、未払いの給料があるまま会社を去った。

その2ヶ月後、いっこうに支払われない給料について確認するため、上司に電話をかけた。そこで上司から衝撃の言葉が。

「うちの会社倒産したんだ。」

会社に残った同僚に聞くと、ある日いつも通り出社し、アポを取っているところに社長が現れ、「会社が買収される話がまとまらなかった。この会社は倒産した」と、社員たちに告げたそうだ。会社のために必死に働いていた同僚はもちろん、上司も何も聞かされていなかった。

その後外部の機関が入り、一部の社員と一緒に会社の状況を調査したり、顧客対応をしたという。

未払いの給料の行方

倒産から数ヶ月後、未払いの給料が振り込まれた。全額ではなく、何割かだったが、本来払われるべき見なし残業分も入っていた。残っていたタイムカードを確認したらしい。

お客様から「詐欺師」「金返せ」とクレーム

既にお金を払ったお客様は返金されなかったという。その中には自分が契約したお客様もいた。

ある日、プライベートのSNSにメッセージがきた。差出人は知らない人だ。開封した瞬間心臓が止まりそうだった。

「詐欺師。金返せ。」

私が契約を取った同じ市内に住んでいるお客様からだった。怒りが詰まった文章が連なっていた。わたしは返信できなかった。別のSNSにも何通もメッセージが届いた。正直怖かった。名前から住所を調べて家に来たらどうしよう。駅で待ち伏せされていたらどうしよう。数ヶ月ビクビクしながら過ごし、結局引越しをすることにした。

別のお客様からもメッセージがきた。

「倒産してお金は返ってこないけど、それはあなたのせいじゃない。今回はご縁がなかったんだと思い諦める」

遠方の方で電話でのやり取りをしたことがない方だったが、わたしのことをとっても買ってくれていた。

一生懸命働いて貯めたお金がなくなったのに、わたしのことを気遣ってくれていることが嬉しかった反面、心が痛んだ。

給料未払いが出た時点で新規の契約をするべきではなかったのか。最後まで残って倒産を免れるほどの契約を取るべきだったのか。何が正解だったのか、今でもわからない。

会社が倒産した時、お客様は被害者だ。何も知らずに給料ももらわずに働き続けた社員は加害者だろうか。被害者だろうか。。。

 

倒産する前の会社の特徴

当てはまったらやばいかも!

・社員が次々に辞める

・給料が未払いになる。遅延する

・取引先から催促の電話が増える

・外部の人が重々しい雰囲気で車内を見に来る

まとめ

・有給の取れない会社、人の出入りが激しい会社はやばいかも

・残業がつかない場合でも、きちんとタイムカードは押しておく。ブラック企業で残業がつけられない場合は、自分の手帳か何かに残業時間を記録しておくこと

・給料が遅延しだしたら転職活動をする

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